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新ヘッドホンNEUMANN NDH20導入

先月末、増税前の買い物ということで、新たにNEUMANNのモニターヘッドホンNDH20を導入しました。

NEUMANN NDH20

これまで定番のSONY MDR-CD900STのイヤーパッドを換えたりしながら使用してきたのですが、
ここ数年外現場が増えてきていて、外現場でもしっかりと低音までカバーできるモニター環境が欲しい、
ということもあって、900STでは力不足ということで新たなヘッドホンの導入に至りました。

展示会でメーカーさんの担当者に話を聞くと、NEUMANNのスピーカーと同じような特性を、
ヘッドホンで再現し持ち出しできるように、というコンセプトで開発されたということで、
同社のKH310Aをこの春から導入した私としては「なるほど!」とうなずけるサウンドでした。

このNDH20を駆使して、これから現場での音作りをさらに向上させていこうと思います。
そろそろエージングも終わり、鳴りにもなれてきましたので、近々現場に投入!!予定です。
さらにパワーアップしたアクセルスタジオ、サウンドエンジニアikenagaの音にご期待下さい。

レコーディング、ミックス、マスタリングのご依頼は、こちらのWEBページのメールフォームからお願いします。
https://accel-studio.com/

ボイスサンプル制作、そして声優デビュー

久しぶりのブログ更新です。
書くネタが無かったというわけではなく、単にサボっていただけ。

機材も更新されていて、ホームページも更新しないとなのですが、それも滞っている状態です。
ツイッターに書くと、ついついそれでそのまま忘れがちなんですね。

さて、ちょくちょく書いているボイスサンプル制作業務に絡んだ話題を一つ。

声優事務所、あるいはアニメ作品などの公募オーディションの時に、よく声優志望の方から依頼をいただきまして、ボイスサンプル制作を行うのですが、ここ2〜3年、うちに来ていた方の中から声優としてデビューされている方が何名も出てきています。

まだ、大きな役を掴んで人気声優に!!
みたいなお話は聞きませんが、たまたま見ていたアニメのエンドクレジットで名前を見ることがあるくらいなので、今後そういった展開も期待できるのかな、とワクワクしています。

これまでにもブログで書いてきたことではあるのですが、
うちでは単に音を収録するだけでなく、演技やナレーションに対するディレクションも行っており、
これが好評なようで、何度も繰り返しお越しいただいている方もいます。
東京で声優としてデビューされてからも、わざわざ依頼してくださる方もおり、大変光栄に思っています。

こうして今後も声優、ナレーターを目指す方の後押し、力添えをしていきたいと思います。
大阪で声の収録をされる際は、是非ご依頼下さいませ。
ご連絡は下記URLのWEBページのメールフォームからお願い致します。
https://accel-studio.com/

SOUNDELUX U99導入

本日長い間導入したかった待望のマイクが到着しました。

SOUNDELUX U99

NEUMANN U67をモチーフにして、ハリウッドのSoundelux社に所属していたマイク職人、
David Bock(現Bock Audio/Soundelux USA創立者)が設計した最高クラスの真空管マイクです。
今回導入したのは先日復刻されたSoundelux USAのモデルではなく、
その元になったSoundelux時代初期のU99です。

真空管もEF86(Soundelux後期および復刻モデルはEF732)で、交換がしやすく、
使う真空管で音を変えることも可能なので、さらに音を向上させていきたいですね。

大阪でレコーディングをお考えの方は是非、ご依頼下さいませ。
最高級のHAと合わせて、その声を録らせていただくのを楽しみにお待ちしております。

ご依頼はこちらのWEBページからお願い致します。
http://accel-studio.com

初音ミク登場から10年

今やすっかり音楽ジャンルの一つとして定着したボーカロイド。
その代表格と言っていいのが「初音ミク」で、
あと2ヶ月ほどで10周年を迎えるこのソフトと私の出会いは、
10年前、私が所属していた大阪のCM制作会社でのことでした。

この会社はCMの音に特化した会社で、数々のラジオCMで賞を獲っていたり、
皆さんが見たことのあるであろうCMの音楽制作などを行っていました。
おかげさまで私の名前もいくつかの作品でクレジットしていただいています。

そのCM制作という業務で著作権フリーの音源を大量に保有しており、
その音源をいくつかをクリプトンフューチャーメディアから購入していたため、
定期的にDMが届き、その中で発売前の初音ミクの存在を知ったように記憶しています。

社内の反応は少しばかり冷ややかなものでした。
プロデューサー陣も含め、パッケージイラストに加えて、
・年齢:16歳
・身長:158cm
・体重:42kg
といったキャラクター設定が付けられていたことから、
いかにもオタク向けな萌え系商品だろうとの印象をもったわけです。

とはいえ、CMの音楽制作において、本チャン以外に"仮歌"を録る機会が結構あったことから、
通常は知り合いのシンガーに依頼して、スタジオに来てもらい収録していた作業を、
ソフトウェアに置き換えることで、コスト削減を図れるのでは?と期待もしました。
この仮歌というのは企画が正式採用される前のプレゼン用だったりするので、
ぶっちゃけ予算がなく、お金をかけずに済めばいいよね、、、と思うのは当然のことです。

まあ、そんな感じでデモ音源を聴いてみた時の感想を包み隠さず述べると、、、

「何この機械音声・・・甲高いだけで表情のかけらもなく、全く話にならない。
 業務では到底使えないな。」
というものでした。

当然といえば、当然です。
いまだに、リアルに人が歌っているように調整するのは至難の技ですし、
それだけボーカリストの声というのは、唯一無二の価値を持つものなのです。

そんな感じであっさりと私がいた会社ではスルーされた初音ミクですが、
ニコニコ動画で火が付き、DTMをやって遊ぶ人たちの間では大人気に。
一般層にも市民権を得ていき、2011年にはCMでも初音ミクの声が使われるものが現れました。
この時は単純に人の歌の代替品としてだけ捉えていた、視野の狭さを思い知らされましたね。

私自身が関わった仕事という意味では、
2009年に会社を離れてフリーになった直後に担当させてもらった、40mPさんのアルバムや、
他の制作でもよく初音ミクの声を耳にするようになりました。

発売から間もなく10年。
すっかり一つの音楽文化として定着したボーカロイドに火をつけた初音ミクですが、
これから先、どのような進化を見せていくのか。
もっと人に近づくのか、機械的なニュアンスこそがこの製品の魅力として、
現状の音を維持していくのか、あらためて注目したいと思います。

ピッチ補正は本当に音楽に必要なのか?

今回の話題はピッチ補正について。
昨今はリリースされる音源の多くで、歌のピッチ補正が行われています。
使用されるのはAuto-TuneやMelodyneが多いでしょうか。
私もボーカルレコーディング時やミックスの際によく行います。

で、議題として取り上げるのは、このピッチ補正の必要性について。

最早、歌手でも作編曲家でもレコーディングエンジニアでもない、
極々一般の音楽リスナーでさえ、存在を知っているピッチ補正ですが、
これは本当に必要な処理なのでしょうか?

私はそうは思いません。
確かにピッチ補正によって、音程は整うし、綺麗な歌を作ることは出来ます。
しかし、この作業はどれだけ丁寧に処置し、上手く処理したとしても、
歌手が歌に込めたニュアンスが削り落とされることがあります。
どこか人工的になってしまうと言えば、イメージは伝わるでしょうか。

理想を言えば、テイクつなぎだけで済ませ、極力ピッチ補正は行うべきではありません。
実際、私がレコーディングやミックスを担当した作品でも、
ピッチ補正なしで作った音源はたくさんあります。

十分な歌唱力をもったボーカリストであれば、普通に可能です。
そもそも90年代後半にAuto-Tuneが登場するまでは気軽に行える作業でもなく、
(すごく手間がかかるものの、やっている人はいたらしいですが)
逆にピッチ補正無しで通用する歌が歌えないと、デビュー出来なかったわけです。
むしろ自分の歌を作品として販売しようというのであれば、それが出来て当然と思います。

歌手やボーカリストと名乗る人に問いましょう。
ソフトウェアで原型を留めないほど補正しまくって、これが自分の歌だと誇れるでしょうか?
これが俺の、私の歌だ!聴いてくれ!!と思えるでしょうか?

私は歌で食べていこうという人にそんな風には思って欲しくはありません。
レコーディングに臨むなら、CDなり配信なりで自分の歌をファンに販売するなら、
ピッチ補正などの加工が不要なクオリティで歌えるよう、練習してください。

でも、ボイストレーニングを積み、十分に練習して歌唱力を高めて、
それでもレコーディング時にどうしても完璧に歌えないところがあった場合、
その時は気軽にそこのピッチ補正を依頼してください。
音程がズレたまま、音源をリリースする必要はありません。
私の全力をもって、可能な限りニュアンスを損なわないよう、修正します。
どうしても歌えないところは是非頼ってください。何とかします。



ピッチ補正とは本来そのようなものなんです。



誰でも気軽に歌手デビュー!
でも、下手な歌を聴かせるのは恥ずかしいから、全部補正しちゃえ!!
みたいな用途で使うためのものではありません。
「自分歌あまり上手くないんですけど、CD作りたいんで、歌の補正お願いします。」
と最初から歌を補正するつもりでレコーディングに臨むためのものでもありません。
最近、そういう姿勢でレコーディングに来る人多いですけどね。

ピッチ補正は音楽にとって必要かどうかと問われれば、私は間違いなく「ノー」と答えます。
ただ、限られたレコーディング時間の中で、完璧な歌が歌えるとは限りません。
そんな時の最後の手段だと思ってもらえれば幸いです。
間違っても歌は補正するのが当たり前、みたいに思わないでください。

というのが、私のピッチ補正に対する考え方、姿勢です。
とはいえ、実際仕事で頻繁にたくさんの楽曲のピッチ補正を行っています。
ピッチ補正ありきでレコーディングに来る方も多いです。
依頼段階で分かっていても別に断りません。

なぜか?

私がやらなくても、結局どこかの誰かがやることになるからです。
だったら、自分でやって納得出来るクオリティに仕上がる方がいいじゃないですか。
自分でこの修正なら許せる、と思えるところまで追い込めた方がいいじゃないですか。
だから、ピッチ補正の依頼もバンバン受け付けています。

でも、こういった私の考え方、理解していただけると嬉しいなと思います。
プロフィール

アクセルスタジオ ikenaga

Author:アクセルスタジオ ikenaga
レコーディング・マスタリングエンジニア ikenaga です。
関西を中心に、レコーディング/ミキシング/マスタリング/MA/音声編集・ノイズ除去などの録音業務と、
ジングル・サウンドロゴ・効果音制作などの制作業務を行なっています。

ご依頼・お問い合わせ・お見積もりのご依頼は、
↓のホームページからよろしくお願い致します。

https://accel-studio.com/

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