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Warm Audio WA87

1月に入ってから、新しいマイクを購入しました。

NeumannのU87といえば、ビンテージの無印およびi、現行モデルのAiと、
レコーディング業界では非常にスタンダードなコンデンサーマイクであり、
この仕事に携わる人間であれば、誰でも知っているであろう大定番です。
真っ当なレコーディングスタジオであれば、大抵常備されていますね。

ただ、2017年1月時点ではショックマウントとのセットで、30万円を超す価格と、
導入にはそれなりのコストがかかるマイクです。
ビンテージの無印およびiに至っては、中古市場で探すしかなく、
やはり値段的には同程度の金額が求められます。

そのマイクを再現したという触れ込みで昨年末に売り出されたのが、Warm AudioのWA87。
今回私が購入したマイクで、その値段は税込で6万5千円くらい。
Neumann U87Aiのおよそ1/5の価格です。
もう、その値段でどれだけ再現しているのかと、興味が湧いて仕方なく、
気がついた時には、ポチってしまっていました。

さて、そのマイクが届いてボーカルでチェックしてみたので、ざっと感想を。
製品ページのスペック欄には「classic "87-style" circuit.」とありますので、
現行U87Aiではなく、ビンテージのU87もしくはU87iに似せたものと思われます。

しかし、一聴してみた感じでは、どちらと比較しても中高域のエッジが立った、
もっと主張してくるサウンドという印象でした。正直そこまで似ているとは感じません。

これはWA87のf特を見ると、4kHzのあたりが持ち上がっていることからも分かるように、
耳につく帯域があらかじめ強調されているためと思われます。
ただ、その辺りをEQで適宜抑えてあげると、U87の風味みたいなものは、
多少感じられるのですが、これはやはり別物のマイクです。
ビンテージU87のような滑らかさ、まろやかさ、安定感のある音の太さはありませんし、
現行U87Aiのような中域の独特の輪郭もありません。もっとピーキーです。
強いて言うなら、ビンテージよりは現行U87Aiに近い印象ですが。
なお、誤解しないでいただいたいのは、別にそこまで似てないというだけで、
普通に仕事で使えるクオリティは十分に備えているマイクだと思います。

ちなみに同じような価格帯ということではAudio TechnicaのAT4050/CM5とも比べてみましたが、
低域から高域までの音のメリハリ、スピード感ではAT4050/CM5に軍配が上がるように思います。
ただ、派手なオケの中でボーカルに使うなら、WA87の方が使いやすいかもしれません。
マイクはボーカリストの声質や歌い方、楽器の音色などによって合う合わないがありますので、
単純に優劣は決められませんが、少なくともこの価格帯での一つの選択肢にはなりえるでしょう。
(単純な順位を決めたがる人は数多くいると思いますが、それは愚かだと思います)

しかし、Neumann U87もしくはU87Aiのサウンドを求めている人には、
やはりそのものを手に入れるか、置いているスタジオ(ほとんどか)を利用することをお勧めします。
WA87は値段も随分安いので、くれぐれも期待しすぎないように!
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プロフィール

アクセルスタジオ ikenaga

Author:アクセルスタジオ ikenaga
レコーディング・マスタリングエンジニア ikenaga です。
関西を中心に、レコーディング/ミキシング/マスタリング/MA/音声編集・ノイズ除去などの録音業務と、
ジングル・サウンドロゴ・効果音制作などの制作業務を行なっています。

ご依頼・お問い合わせ・お見積もりのご依頼は、
↓のホームページからよろしくお願い致します。

http://accel-studio.com/

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