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ヘッドホン選びと音作りの移り変わり

先日NEUMANNのモニターヘッドホンNDH20を導入した記事を書きましたが、今回はそのヘッドホンを選ぶに至った経緯について少々書いてみたいと思います。

音楽には時代によって流行がありますが、当然それに伴って楽器の音作り、バランスも変わってきます。
数年前に盛り上がっていたEDMなどに代表されるように、最近はかなりの低音まで音のレンジが広がってきたように感じていました。
これはYouTubeなどでラウドネスノーマライゼーションが導入されたり、過剰な音圧を求める方向から、音のダイナミクスを損なわない音楽が本来あるべき形に戻ろうとする動きとは無関係ではないと思います。

人間の聴覚特性上、低音は中域、中高域の音と比べ、同じ音量感を得るためには、より大きな音を出さないとなりません。
等ラウドネス曲線というものが有名かと思いますが、こうしてグラフで見ると一目瞭然ですね。
3〜4kHzの最も聞き取りやすい周波数と比べると、100Hz以下の低音は遥かに大きなエネルギーが必要なわけです。

等ラウドネス曲線


デジタルレコーディングには当然レベルの上限がありますし、マキシマイズによって音圧を稼ぐ際に低音はリソースを多く消費するわけです。
しかし、YouTubeや定額音楽配信サービスなどがラウドネスノーマライゼーションを導入し、低音を削ってパッと聴きの音圧を稼いだところで、どうせ音量を下げられてしまうため、音楽が本来持つ周波数、ダイナミクスのレンジをもっと広く使おうという動きが生まれてきたのでしょう。

以前までと比べ、低音がガッツリ入った音源が増えてきましたし、こうなってくると今まで使用していたSONY MDR-CD900STでは、もう正しいモニタリングは出来ないな、というのが私の判断でした。
低音が鳴ってないわけではないですが、判断に迷うことが多く、勘に頼りながら作業している面もあったわけです。
そこで、もっと広いレンジでしっかり聴けるヘッドホンを!!ということで、新しくヘッドホン選びをすることになったわけです。

ここからはその中で色々聴いたヘッドホンの個々の印象について紹介し、どうして最終的にNDH20を選択したのかを書いていきたいと思いますが、少々長くなりそうなので、次回の記事に回そうと思います。
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新ヘッドホンNEUMANN NDH20導入

先月末、増税前の買い物ということで、新たにNEUMANNのモニターヘッドホンNDH20を導入しました。

NEUMANN NDH20

これまで定番のSONY MDR-CD900STのイヤーパッドを換えたりしながら使用してきたのですが、
ここ数年外現場が増えてきていて、外現場でもしっかりと低音までカバーできるモニター環境が欲しい、
ということもあって、900STでは力不足ということで新たなヘッドホンの導入に至りました。

展示会でメーカーさんの担当者に話を聞くと、NEUMANNのスピーカーと同じような特性を、
ヘッドホンで再現し持ち出しできるように、というコンセプトで開発されたということで、
同社のKH310Aをこの春から導入した私としては「なるほど!」とうなずけるサウンドでした。

このNDH20を駆使して、これから現場での音作りをさらに向上させていこうと思います。
そろそろエージングも終わり、鳴りにもなれてきましたので、近々現場に投入!!予定です。
さらにパワーアップしたアクセルスタジオ、サウンドエンジニアikenagaの音にご期待下さい。

レコーディング、ミックス、マスタリングのご依頼は、こちらのWEBページのメールフォームからお願いします。
https://accel-studio.com/
プロフィール

アクセルスタジオ ikenaga

Author:アクセルスタジオ ikenaga
レコーディング・マスタリングエンジニア ikenaga です。
関西を中心に、レコーディング/ミキシング/マスタリング/MA/音声編集・ノイズ除去などの録音業務と、
ジングル・サウンドロゴ・効果音制作などの制作業務を行なっています。

ご依頼・お問い合わせ・お見積もりのご依頼は、
↓のホームページからよろしくお願い致します。

http://accel-studio.com/

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