SOUNDELUX U99導入

本日長い間導入したかった待望のマイクが到着しました。

SOUNDELUX U99

NEUMANN U67をモチーフにして、ハリウッドのSoundelux社に所属していたマイク職人、
David Bock(現Bock Audio/Soundelux USA創立者)が設計した最高クラスの真空管マイクです。
今回導入したのは先日復刻されたSoundelux USAのモデルではなく、
その元になったSoundelux時代初期のU99です。

真空管もEF86(Soundelux後期および復刻モデルはEF732)で、交換がしやすく、
使う真空管で音を変えることも可能なので、さらに音を向上させていきたいですね。

大阪でレコーディングをお考えの方は是非、ご依頼下さいませ。
最高級のHAと合わせて、その声を録らせていただくのを楽しみにお待ちしております。

ご依頼はこちらのWEBページからお願い致します。
http://accel-studio.com
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初音ミク登場から10年

今やすっかり音楽ジャンルの一つとして定着したボーカロイド。
その代表格と言っていいのが「初音ミク」で、
あと2ヶ月ほどで10周年を迎えるこのソフトと私の出会いは、
10年前、私が所属していた大阪のCM制作会社でのことでした。

この会社はCMの音に特化した会社で、数々のラジオCMで賞を獲っていたり、
皆さんが見たことのあるであろうCMの音楽制作などを行っていました。
おかげさまで私の名前もいくつかの作品でクレジットしていただいています。

そのCM制作という業務で著作権フリーの音源を大量に保有しており、
その音源をいくつかをクリプトンフューチャーメディアから購入していたため、
定期的にDMが届き、その中で発売前の初音ミクの存在を知ったように記憶しています。

社内の反応は少しばかり冷ややかなものでした。
プロデューサー陣も含め、パッケージイラストに加えて、
・年齢:16歳
・身長:158cm
・体重:42kg
といったキャラクター設定が付けられていたことから、
いかにもオタク向けな萌え系商品だろうとの印象をもったわけです。

とはいえ、CMの音楽制作において、本チャン以外に"仮歌"を録る機会が結構あったことから、
通常は知り合いのシンガーに依頼して、スタジオに来てもらい収録していた作業を、
ソフトウェアに置き換えることで、コスト削減を図れるのでは?と期待もしました。
この仮歌というのは企画が正式採用される前のプレゼン用だったりするので、
ぶっちゃけ予算がなく、お金をかけずに済めばいいよね、、、と思うのは当然のことです。

まあ、そんな感じでデモ音源を聴いてみた時の感想を包み隠さず述べると、、、

「何この機械音声・・・甲高いだけで表情のかけらもなく、全く話にならない。
 業務では到底使えないな。」
というものでした。

当然といえば、当然です。
いまだに、リアルに人が歌っているように調整するのは至難の技ですし、
それだけボーカリストの声というのは、唯一無二の価値を持つものなのです。

そんな感じであっさりと私がいた会社ではスルーされた初音ミクですが、
ニコニコ動画で火が付き、DTMをやって遊ぶ人たちの間では大人気に。
一般層にも市民権を得ていき、2011年にはCMでも初音ミクの声が使われるものが現れました。
この時は単純に人の歌の代替品としてだけ捉えていた、視野の狭さを思い知らされましたね。

私自身が関わった仕事という意味では、
2009年に会社を離れてフリーになった直後に担当させてもらった、40mPさんのアルバムや、
他の制作でもよく初音ミクの声を耳にするようになりました。

発売から間もなく10年。
すっかり一つの音楽文化として定着したボーカロイドに火をつけた初音ミクですが、
これから先、どのような進化を見せていくのか。
もっと人に近づくのか、機械的なニュアンスこそがこの製品の魅力として、
現状の音を維持していくのか、あらためて注目したいと思います。

ピッチ補正は本当に音楽に必要なのか?

今回の話題はピッチ補正について。
昨今はリリースされる音源の多くで、歌のピッチ補正が行われています。
使用されるのはAuto-TuneやMelodyneが多いでしょうか。
私もボーカルレコーディング時やミックスの際によく行います。

で、議題として取り上げるのは、このピッチ補正の必要性について。

最早、歌手でも作編曲家でもレコーディングエンジニアでもない、
極々一般の音楽リスナーでさえ、存在を知っているピッチ補正ですが、
これは本当に必要な処理なのでしょうか?

私はそうは思いません。
確かにピッチ補正によって、音程は整うし、綺麗な歌を作ることは出来ます。
しかし、この作業はどれだけ丁寧に処置し、上手く処理したとしても、
歌手が歌に込めたニュアンスが削り落とされることがあります。
どこか人工的になってしまうと言えば、イメージは伝わるでしょうか。

理想を言えば、テイクつなぎだけで済ませ、極力ピッチ補正は行うべきではありません。
実際、私がレコーディングやミックスを担当した作品でも、
ピッチ補正なしで作った音源はたくさんあります。

十分な歌唱力をもったボーカリストであれば、普通に可能です。
そもそも90年代後半にAuto-Tuneが登場するまでは気軽に行える作業でもなく、
(すごく手間がかかるものの、やっている人はいたらしいですが)
逆にピッチ補正無しで通用する歌が歌えないと、デビュー出来なかったわけです。
むしろ自分の歌を作品として販売しようというのであれば、それが出来て当然と思います。

歌手やボーカリストと名乗る人に問いましょう。
ソフトウェアで原型を留めないほど補正しまくって、これが自分の歌だと誇れるでしょうか?
これが俺の、私の歌だ!聴いてくれ!!と思えるでしょうか?

私は歌で食べていこうという人にそんな風には思って欲しくはありません。
レコーディングに臨むなら、CDなり配信なりで自分の歌をファンに販売するなら、
ピッチ補正などの加工が不要なクオリティで歌えるよう、練習してください。

でも、ボイストレーニングを積み、十分に練習して歌唱力を高めて、
それでもレコーディング時にどうしても完璧に歌えないところがあった場合、
その時は気軽にそこのピッチ補正を依頼してください。
音程がズレたまま、音源をリリースする必要はありません。
私の全力をもって、可能な限りニュアンスを損なわないよう、修正します。
どうしても歌えないところは是非頼ってください。何とかします。



ピッチ補正とは本来そのようなものなんです。



誰でも気軽に歌手デビュー!
でも、下手な歌を聴かせるのは恥ずかしいから、全部補正しちゃえ!!
みたいな用途で使うためのものではありません。
「自分歌あまり上手くないんですけど、CD作りたいんで、歌の補正お願いします。」
と最初から歌を補正するつもりでレコーディングに臨むためのものでもありません。
最近、そういう姿勢でレコーディングに来る人多いですけどね。

ピッチ補正は音楽にとって必要かどうかと問われれば、私は間違いなく「ノー」と答えます。
ただ、限られたレコーディング時間の中で、完璧な歌が歌えるとは限りません。
そんな時の最後の手段だと思ってもらえれば幸いです。
間違っても歌は補正するのが当たり前、みたいに思わないでください。

というのが、私のピッチ補正に対する考え方、姿勢です。
とはいえ、実際仕事で頻繁にたくさんの楽曲のピッチ補正を行っています。
ピッチ補正ありきでレコーディングに来る方も多いです。
依頼段階で分かっていても別に断りません。

なぜか?

私がやらなくても、結局どこかの誰かがやることになるからです。
だったら、自分でやって納得出来るクオリティに仕上がる方がいいじゃないですか。
自分でこの修正なら許せる、と思えるところまで追い込めた方がいいじゃないですか。
だから、ピッチ補正の依頼もバンバン受け付けています。

でも、こういった私の考え方、理解していただけると嬉しいなと思います。

レコーディング予約について

今日のお話はレコーディングの予約についての注意点。
うち以外に依頼する場合でも、大体同じことが言えますので、参考にして下さい。

さて、レコーディングを行う場合、
「どこで」「誰に」「いつ」録音してもらうか、ということを考えなくてはなりません。

「どこで」「誰に」はどんな音源を作りたいのかということを考えて、
どんなスタジオや機材を使うのかと、自分の作品にあったエンジニア選びをする必要があります。
音楽性のフィーリングが合うだとか、この機材を使いたいからだとか、
ストリングスを生録りするから広くて響きのいい部屋があるスタジオを使うだとか、
まあ、そういったことです。

基本的には信頼出来るエンジニアを選んで、
その人を交えて制作したい音源の方向性について打ち合わせ、
それに必要な環境を選んでいくというのがよいでしょう。
とはいえ、大阪ではエンジニアに依頼するというよりはスタジオに依頼する風習が強いので、
どうやってレコーディングエンジニアを探すの?ってなるかもしれませんが。

交流のある周囲のインディーズアーティストのCDの中から方向性が合いそうなものを選んで、
クレジットされているエンジニア、スタジオを探すもよし、あるいは直接本人に聞いてみてもよし。
ここで音源のクオリティが左右されますので、めんどくさいわーっと妥協せずに、
しっかりと吟味、検討するようにしてみて下さい。


「いつ」なのかは、自主制作の楽曲なら音源のリリースタイミング、
オーディションなどに送るデモ音源やボイスサンプルなら提出締切など、
それらによっていつ頃までに収録した方がよいのかが決まってきます。

インディーズアーティストの自主制作音源であれば、
レコーディング後のミックス、マスタリング、CDプレスなどのスケジュールを考慮して、
音源リリースの2ヶ月前くらいまでには、レコーディングが終えられるように。
ギリギリで進める方法もありますが、ギリギリでやってしまうと、
納得出来てなくても、納期に間に合わせるためにOKを出さなくてはならなくなったり、
作品のクオリティに影響が出てしまうことが多いです。
その際にリリース日を延期できるなら、それでもよいですが、
レコ発イベントなどを組んでいた場合は厳しくなると思います。

たまにですが、プレス工場から納品されてきた完成盤に不備があって、
再プレスが必要になるケースも聞きます。
プレス前に行うエラーチェックなどで不備が見つかり、
プレス工場から突き返されてくるマスターもあります。
私もそういったケースでプレス屋さんから相談されて、他のスタジオのミスの尻拭いをする形で、
リリースに間に合うようにマスターを作り直してあげたこともあります。
できるだけ余裕は見ておいた方がよいでしょう。

オーディションに提出するようなデモ音源や、ボイスサンプルであれば、
まあ割とギリギリでもどうにかなりますが、そういう時期は混み合いますので、
少し早めに余裕を持って制作した方がよいでしょう。
万が一、レコーディング予約日に体調を崩したりしても再録日を設けられるよう、
締切の2週間程度前までにというのが安全かなと思います。

そして、スタジオやエンジニアに依頼、予約を入れるタイミングですが、
遅くてもその予約日の2週間前には連絡した方がいいでしょう。
本当は1〜2ヶ月前に連絡出来れば、希望のブッキングが出来やすいですが、
売れっ子のエンジニア、人気のスタジオは半年先まで空きがないこともあります。

私の場合、別に売れっ子というわけではないので、
半年先まで空きがないとかはありませんが、それでも1年先に入っている予約自体はあります。
長期間にまたがる案件であれば、1年前もってスケジュールを押さえることも珍しくはありません。
また、時期によって混み合うタイミングというのもあります。

当然近い日程になればなるほど、他の案件で予約が入っているケースが増えていきます。
ギリギリになってしまった場合も、連絡せずに諦める必要はありませんし、
ダメ元でも連絡をとるべきだと思いますが、なるべく前もってスケジュールを組むようにしましょう。

せっかくレコーディングをするのですから、出来るだけ良いものを作れるよう、
前もってスケジュールを立て、余裕を持って制作に臨んで下さい。

あなたからのご依頼、お待ちしております。
お問い合わせはこちらのWEBページからお願いします。
http://accel-studio.com

新機材「アーロンチェア」

先日注文していたアーロンチェアがようやく届きました。
この春リニューアルした新モデルです。

アーロンチェア

店舗でも実際に座って確認していたわけですが、さすがアーロンチェア!
座り心地は最高です。本当にストレスフリー。
体の動きに合わせて椅子がついてくる感じは今まで経験がありません。
これで今までよりも長時間の作業時にも集中力が維持できることでしょう。
どんないい機材やプラグインを使って作業をしても、
結局音を決めるのは、それを聴いている自分自身。
良いコンディションを保って聴くことが出来なければ、
良い音、良い作品にはなりません。

そういう意味ではこのアーロンチェアはもはやハイエンド機材と言えるでしょう。
多くのスタジオでも採用されている理由がよく分かります。
たかが椅子。されど椅子。
椅子に十数万もの金額を費やすことには、なかなかの抵抗がありましたが、
買ってよかったなと思える買い物でした。

おかげでやる気もグイッと上がっております。
レコーディング、ミックス、マスタリングのご依頼お待ちしております。
ご連絡はWEBページのメールフォームからお願い致します。
http://accel-studio.com
プロフィール

アクセルスタジオ ikenaga

Author:アクセルスタジオ ikenaga
レコーディング・マスタリングエンジニア ikenaga です。
関西を中心に、レコーディング/ミキシング/マスタリング/MA/音声編集・ノイズ除去などの録音業務と、
ジングル・サウンドロゴ・効果音制作などの制作業務を行なっています。

ご依頼・お問い合わせ・お見積もりのご依頼は、
↓のホームページからよろしくお願い致します。

http://accel-studio.com/

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